観光力〜観光と料理とお酒〜

旅が趣味の管理人による、訪れた観光地・食べた料理・飲んだお酒の記録です。

【富山県・長野県】立山黒部アルペンルート

立山黒部アルペンルート

立山黒部アルペンルート オフィシャルガイド

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【アクセス】

立山駅(富山側):富山県中新川郡立山町千寿ヶ原

電鉄富山駅より約1時間

扇沢(長野側):長野県大町市

信濃大町駅よりバスで40分

 【行ってみた】 訪問日:2017/8/27

立山黒部アルペンルート知名度がどれほどかはわからないのですが、黒部ダムは皆さんご存じなのではないでしょうか。立山黒部アルペンルートは、富山県側から日本百名山にも選ばれている立山を乗り物に乗って登り、トロリーバスやロープウェイ、ケーブルカーを乗り継いで黒部ダムに到着する、というかなりスケールの大きい観光ルートになります。日本最大級の山に登り、日本最大級の人工構造物も見れるというのは、ここぐらいしかないのではないでしょうか。。最近は環境規制が厳しいこともあり、同じような施設を日本で更に作ることは難しいのではないかと思います。

 

では、実際に行ってみたルートをご紹介いたします。管理人は富山県側から長野県側に抜けるルートを通りました。アルペンルートの詳しい地図は公式HPをご覧ください。

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富山駅から富山地方鉄道に揺られること1時間、立山黒部アルペンルートのスタート地点、立山駅に到着します。ここでアルペンルートのチケットの購入出来るのですが、夏休みシーズンということもあり、かなりの混みようでした。。立山駅から乗るケーブルカーの予約時間が取れたのが、到着から1時間半後でしたので、近くの砂防博物館で時間をつぶしました(そこそこ面白かったです)。

ケーブルカーで美女平まで着くと、そこからバスで山頂付近を目指します。

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途中下車して散策した弥陀ヶ原(1930m)の写真です。限界高度を超えた感があり、夏でも涼しくて気持ちいいです。このあと最高地点の室堂(2450m)までバスで行きます。管理人は登山もするのですが、バスでこんな楽に2450mまで行けていいのか、、と少し後ろめたい気持ちにもなりましたが、景色は抜群です(TOP画像)。3015mの立山が非常に美しく壮大です。

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室堂ターミナルで食べた富山ブラックラーメン。山の上で食べるラーメンはなぜこんなにもおいしいのでしょうか。その後トンネルの中をトロリーバスで通り、山を通り抜けます。

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更にロープウェイで下ります。絶景です。この後ケーブルカーで下るのですが、この辺りはひたすら乗り継ぎです。アルペンルートは、前の乗り物の到着時間と次の乗り物の出発時間がきちんと考えられて決まっており、とてもスムーズに進むことが出来ます。

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ハイライトの黒部ダムです。本当に圧倒されるスケールです。水が出ているのは観光放水といって、ダム的には放水する必要ないのだけど、天気がいい時は観光用に放水をしてくれているようです。出来ればここで名物のダムカレーを食べたかったのですが、時間もなかったので断念です。この後、かの有名な破砕帯がある関電トンネルをトロリーバスで通り抜けて、長野県側の扇沢に到着します。立山駅から6時間程かかりました。黒部ダムプロジェクトXが見たくなったので、帰ったあとYoutubeで見ました。

 

【観光力】

  1. 何といっても圧倒的スケールと非日常感。これは設備投資のたまものとしか言えないと思います。でかいものはそれだけで感動します。
  2. 登山家しか出会えないような山頂の自然をお手軽に楽しめる。近場のピクニックとは一味違った自然は、とても魅力的です。
  3. 様々な乗り物に乗れる。全部バスだと飽きますが、いろいろな乗り物を乗り継ぐのはコレクション性もあって楽しいです。

 

【もう一歩。次の一手。】

  1. どう頑張っても1泊はしないといけない観光地だと思うのですが、立山駅・扇沢付近に雰囲気の良い宿が少ないように感じます。せっかくのアルペンルートなので、自然を感じられる宿があるといいと思いました。
  2. 管理人は知っていましたが、管理人が住んだことのある関東や九州で立山黒部アルペンルートの存在を聞くことがあまりないように感じます。せっかく魅力的な観光地なのでもっと発信しても良いのではないかと思いました(あまりたくさん観光客に来られても、キャパシティ的に厳しいからあえて宣伝していないのでしょうか)。