【島根県】星野リゾート 界 出雲
星野リゾート 界 出雲
【アクセス】
松江駅から電車で20分
【行ってみた】 訪問日:2018/10
さて、星野リゾートシリーズです。山陰に旅行に行った際に、島根県の玉造温泉にある星野リゾート 界 出雲に行ってきました。玉造温泉には以前日帰り温泉で行ったことがあったのですが、その際に見かけ、他のホテルとは別格な雰囲気の星野に泊まれるということでとても楽しみに向かいましたが、今回も大満足の宿泊でした。
界 出雲へのアクセスですが、今回はレンタカーで行動していたため、車で向かいましたが、公共交通手段ですと、玉造温泉駅からタクシーかと思います。玉造温泉といえば全国的に有名な温泉地で、その泉質の良さは抜群なのですが、温泉街の宿は、昭和に建てられたであろう10階建て程度の大型旅館が多く、個人的には少し風情に欠けるなぁと思ってしまいます。そんな中、界 出雲はトップ写真の通り、2階建てのこじんまりした建屋でして、建屋からして雰囲気の良さを感じます(おそらく居抜物件だと思うのですが、よくみつけたと思います)なお、この日は台風が日本を縦断しているタイミングでものすごい雨でして、写真は翌日帰る際に撮ったものです。
そんな雨の中、どうにか宿にたどり着くと、スタッフの方が傘を持って出迎えてくれました。管理人は限界まで星野を満喫したいので、オープンと同時の15時にチェックインします。お茶を飲みながら旅の目的を聞かれ、その後部屋に案内がてら丁寧に館内を案内してくれます。
部屋です。部屋はわりと普通でしたが、奥に露天風呂があります。界 出雲は全室露天風呂付です。部屋で特段やることもなかったので、館内をうろうろします。界といえば、ご当地ならでは体験をすることが出来るご当地楽がありますので、チェックイン後すぐに体験できる茶の湯体験に行ってみます。
出雲でお茶が有名というのは知らなかったのですが、先生がお茶をいれてくれます。お茶といっても、マナーについて注意されることもなく、先生と雑談しながらお茶を飲めます。管理人はまったくお茶のことはわからないのですが、何となくそれっぽい雰囲気を感じることが出来ました。なおこの日は雨がひどく臨時の部屋でお茶を飲んだのですが、通常であれば庭にある茶室で体験出来るようです。
続いて温泉です。温泉は内湯と露天風呂というシンプルな作りでしたが、玉造温泉の泉質が素晴らしいので、とても満足のいく入浴が出来ます。内湯には勾玉の形の木が浮いています。また、玉造温泉といえば美人の湯ということで、温泉には顔パック用のシートが置かれており、これに温泉の源泉を浸して顔にパックできるという体験が出来ます。管理人もやってみたのですが、温泉だけでものすごいツルツルになりました。また、上記写真のようにお酒をつかった顔パックも体験出来るようになっています。
温泉から出ると夕食です。食事処での夕食ですが、ご当地の食材をふんだんに使いつつ、量も多すぎずちょうどよいと、流石の星野クオリティでした。デザートのタイミングではサプライズもあり、嬉しかったです。
さて、食後は帰ってゴロゴロするだけ、とならないのが界の良いところです。界 出雲の第2のご当地楽が神楽です。それにあたって、まずは紙芝居で日本神話がざっくりわかるという体験もあり、見に行きました。紙芝居ではありましたがクオリティは高く、日本神話についてわかりやすく学ぶことが出来ました。その後、お月見シーズンということで、ロビーで恵比寿様(に扮したスタッフの方)がおもちとお酒をふるまっていたので、もらってきました。
そしていよいよ神楽です。どんなものかとフラットな気持ち見に行ったのですが、このクオリティもかなり高いです。ヤマタノオロチ伝説の神楽なのですが、スタッフの方の迫真の演技により会場(といってもロビー)の宿泊客が写真はムービーを撮りまくるレベルの仕上がりでした。最後に記念撮影もさせてくれます。
そんなこんなで時間も遅くなり、部屋に帰ってハートランドビールを空けて寝ました。翌日もゆっくり朝食を食べた後、朝風呂に入り、コーヒーコーナーでぼーっとしてから、チェックアウトの12時ギリギリまで堪能してから帰りました。15時から翌日12時まで飽きることなく、宿を堪能することが出来ました。
【観光力】
- 温泉の泉質。玉造温泉の泉質はやはり別格です。温泉が良いとそれだけで満足度があります。加えて、こちらでは温泉顔パックという工夫もあり、泉質を余すことなく感じることが出来ました。
- 地域ならでは体験。出雲という日本有数の歴史を有するエリアのコンテンツ力を、紙芝居と神楽を通じて実によく活かしていると思いました。温泉・食以外のコンテンツが充実しているのは、流石だと思いました。
- 写真映えする門構え。古い旅館とは一線を画す門構えはそれだけで訪れた際の気分を高めてくれます。界の入り口は気合が入っていると感じます。
【もう一歩。次の一手。】
- 泊まったのがスタンダードな部屋だったからか、露天風呂がついていますが、部屋は普通の温泉宿という雰囲気でこんなもんかと拍子抜けしました(界 川治はもう少し工夫があったように思います)。