観光力〜観光と料理とお酒〜

旅が趣味の管理人による、訪れた観光地・食べた料理・飲んだお酒の記録です。

【アイルランド】ジャイアンツコーズウェイ

2019年にアイルランドのGiants’s Causewayに行った際の記録です。

 

【旅程】

11/9 早朝ダブリン着→ダブリン市内観光

11/10 ジャイアンツコーズウェイに日帰りツアー ←本記事

11/11 昼の便でダブリン発

 

【旅程】

せっかくアイルランドに来たので北アイルランドに行ってみたく、効率的に向かうためにジャイアンツコーズウェイへの日帰りツアーに行きました。ベルトラから以下のツアーを利用したのですが、EUR65はコスパが良いように思います。

https://www.veltra.com/jp/europe/ireland/dublin/a/109707

 

まだ暗い早朝6時半にダブリン市内で集合します。今回のツアー客数は20人程。6時半になったら運転手兼ガイドのおじさんが迎えに来て、バスに乗り込みます。バスの中ではガイドのおじさんからたまに説明があるのですが、それ以外はアイリッシュミュージックが流れています。このおじさん割と明るい感じで色々解説してくれるので個人的には好印象だったのですが、終始乗客が無反応な感じでやや可哀相でした笑

バスに揺られること2時間くらいで一度サービスエリアで休憩します。このサービスエリアが非常にキレイで、空港もそうですがヨーロッパはインフラ関係の施設がアメリカと比べて整っているなぁと感じました。バスが出発してしばらくすると、北アイルランドに入ります。ここでおじさんからアイルランドのイギリスからの独立と、北アイルランドの直面する難しいアイルランドとの関係についての説明があります。全然この辺りの歴史を知らなかったのですが、非常に興味深かったです。最近ラグビーワールドカップがあり、アイルランド代表はアイルランド北アイルランドの合同チームという話を聞いたことがあり、良い話だなと思ったことがあったのですが、実際現地の人がどう思っているか気になるところです。また、北アイルランドとの国境には現状何もなく、Brexitが起きて、ヒト・モノの行き来が自由には出来なくなったらどうするのだろうか、ということを身をもって感じることが出来ました。

 

サービスエリアから1時間半ほどで最初の目的地であるCarrick a Redeに着きます。ここは昔漁師が使っていたという岸壁の吊り橋を復元ところなのですが、吊り橋を目指してまずはトレイルを歩きます。

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天気が良かったこともあり、このトレイル散歩がとても気持ちよかったです。

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吊り橋はこちら。短いですが、結構渡る時怖いです笑 基本海岸沿いは波が高いのですが、この吊り橋を渡ったところだけ入江のようになっており、波が穏やかなので漁師の人はここから漁に出ていたのだと思われます。帰りもグルっとトレイルを散歩して1時間程度の滞在でした。

 

続いてランチです。家族経営のようなレストランに立ち寄り、各々好きなものを頼みます。

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管理人はギネスシチューを頼みました。やや塩気が強かったですが、美味しかったです。

 

そしていよいよ世界遺産ジャイアンツコーズウェイです。

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バスを降りてオーディオガイドを借りたら、海岸沿いのトレイルを下って行きます。オーディオガイドには日本語もあり、所々でジャイアンツコーズウェイに関する地学的な解説と、ジャイアンツコーズウェイを更に興味深いものにしている当地の巨人にまつわる伝説を説明してくれます。このオーディオガイドが淡々と事実を語るだけではなく、面白可笑しい感じに仕上がっており、聞き飽きずに歩くことが出来ます。

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しばらく歩くと無数の八角系の石柱が現れます。圧巻の風景です。地球には未だ見ぬ奇景があるものだなぁと思いました。ちなみにこの岩場結構滑るので行かれる方は気をつけて下さい。その後、グルっと海岸沿いのトレイルをビジターセンターまで歩きました。

 

ダブリンでの帰路では北アイルランド最大の街ベルファストに立ち寄り、1時間半ほど自由時間もがあります。産業好きに管理人としては造船の街ベルファストにあるタイタニックを建造したドックをどうしても見たく早足でTitanic Quarterに向かいました。

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Titanic Quarterは元々ドックヤードだった場所を観光地にしたところで、写真の左奥にみえるタイタニック博物館もあります(この写真のドックはタイタニックを作ったドックではないです)。色々工夫が凝らされおり、ゆっくり見たかったのですが、時間もないにでタイタニックドックを目指します。そして、何とか着いたのですが時間が遅かったからか施設に入れず、遠目に見ることしか出来ませんでした。。。時間がギリギリであったため帰りは走って帰りました笑 ベルファストは不完全燃焼だったので、また行きたいなと思います。

 

ダブリンには20時ごろ帰ってきました。朝から晩まで非常に充実した観光をすることが出来ました。

 

【観光力】

  • ジャイアンツコーズウェイの景観と伝説による相乗効果。ジャイアンツコーズウェイの奇景も非常に強力な観光資源なのですが、オーディオガイドによる現地の伝説の解説が観光をより楽しいものにしています。これこそ聞かせるオーディオガイドであると思いました。
  • 心地よいトレイルウォーキング。天気が良かったこともありますが、トレイルウォーキングが気持ちよく、景観が良いところできちんと整備すれば散歩だけでも十分観光になるなと思いました。
  • 産業遺産の上手な活用。ベルファストでは造船に関する色々なものを利用して再開発が行われており、ヨーロッパは古いものを活かすがやはり上手いなと思いました。

 

【もう一歩・次の一手

  • せっかくアイルランド北アイルランドを行き来出来るツアーなにで、その歴史についてバスの中で資料等をもらえると、より理解が深まるのでは、と思いました。

 

では。