観光力〜観光と料理とお酒〜

旅が趣味の管理人による、訪れた観光地・食べた料理・飲んだお酒の記録です。

【エクアドル】キト 旧市街編

2019年にエクアドルのQuitoを観光してきた際の記録です。

 

【旅程】

11/28 深夜キト空港着(厳密には0時過ぎ)

11/29 赤道記念碑→旧市街観光

11/20 旧市街・新市街観光、夕方の便でキト発

 

【旅路】

まずはキトの空港からのアクセスについて書きたいと思います。管理人のフライトは深夜0時過ぎに到着する便であったため、キトの治安も良く分からなかったことから、当初は空港泊し、明るくなったら街に向かうことを考えていました。空港泊する場合はLayover Stayという長時間滞在できる施設が空港にあり、プライオリティパスで利用可能であったため、ここを使おうと思っておりました。しかし、旧市街の宿を予約したところ宿から25ドルで何時でも空港送迎するという連絡があっため、最終的には事前に予約を行いこれを利用することにしました。

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キト空港に着き入国審査を終え、到着フロアに出ると、深夜ですが写真のようにそこそこ人はいました。特にタクシーの客引きもおらず、整然としており、空港もキレイだなという印象でした。到着時点では管理人の名札を持った人がおらず、これは上手く予約できていなかったか、、、と困っていたのですが、少し遅れて名札を持ったドライバーが現れ、そのドライバーのタクシーに乗りました。ホテルまでは深夜で空いていることもあり40分ほどでした。基本的にキトの旧市街のホテルは施錠をしっかりしているようで、ホテルの前でドライバーがホテルに連絡し、鍵を開けてもらって中に入りました。ややビクビクしていましたが、非常にスムーズでした。空港にはタクシーが何台が止まっていたので、これを利用する手もあると思いますが、深夜の場合ホテル側のフロントが空いてるか分からないため、ホテルに送迎を依頼するのが安心だと思います。

 

泊まったホテルは旧市街のHotel Casa Alquimiaというところを利用しました。

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中はキレイにリノベーションが行われおり、ご当地感のある内装で雰囲気もよかったです。オーナーさんもとても優しいです。

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このホテルの最大のgood pointは写真の朝食会場でして、非常に雰囲気のあることに加え、窓からパネシージョの丘を眺めることが出来ます。朝食も美味しく大満足でした。ただ、1点留意して頂きたいこととしては、交通の便が良い場所にある一方、外の騒音がかなりうるさいです。騒音が気になる方は寝ずらいかもしれません。

 

さて、いよいよ旧市街観光です。別記事で書いた赤道記念碑に朝一で行き、14時ごろに旧市街に帰ってきました。まずは腹ごしらえをするべく、独立広場にあるCafeteria Fabiolitaに行きました。

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ここの名物の Seco de Chico を食べることが出来たのですが、最後の一皿かつ、肉が一人前の半分しか残っていないということで、律儀に半額にしてもらえました。日本人好みの味でとても美味しかったです。

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そのまま旧市街を散策し、独立広場・キトメトロポリタン大聖堂、ラ・コンパニーア・デ・ヘスス教会、サン・フランシスコ教会、ラ・ロンダ通り等を見て回ります。キト旧市街は世界遺産第一号の一つになっただけのこともあり、想像以上に見応えがありました。インカ帝国時代の建物自体はあまりないのですが、アンデスの雰囲気を醸し出しつつ、スペインに侵略されてから500年も歴史があることから、中南米の中でも際立って歴史を感じる街並みで、どこを写真で撮っても絵になります。また、これは産業がないからかもしれませんが、道で何か売っている人も多く活気もありました。旧市街自体は非常にコンパクトなので3時間程度で結構歩き回れます。

一通り歩き回った後、未だ時間があったため、キトの街のシンボルであるパネシージョの丘にも行ってみることにしました。

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ポコんと膨らんでるのがパネシージョの丘、手前が旧市街です(この写真は翌日行ったバジリカ教会から撮ってます)。歩いて行くには危険なので流しのタクシーを捕まえて向かいました。頂上からはキト市街を一望出来るのですが、個人的にはバジリカ教会からの景色の方が絵になると思います。ここで1点注意なのですが、頂上にはあまりタクシーがいなかったので、往路で使ったタクシーに見ている間少し待ってもらい、帰りも同じタクシーを利用すると安心だと思いました(管理人は乗ってきたタクシーがどこかへ行ってしまったため、タクシーが来ることを祈りながら頂上で不安な時間を過ごしました笑)。

一旦ホテルに戻り休憩した後、夕食は独立広場にあるCafe Del Fraileという店に行きました。

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場所がわかりにくいのですが、独立広場に面した建物に中に写真のような空間が広がっており、この2階です。

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ロクロというご当地スープとエビをアヒソースで和えたようなもの食べたのですが、どちらも美味しかったです。正直相場と比べると高いのですが、安定感ある店だと思います。

 

管理人は11月末にキトに行ったのですが、実は12月 日にキト祭という大きなイベントがあり、その前週であったこともあって、夜はお祭りをしていました。

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ライトアップされたサンフランシスコ教会です。広場にはステージが作られていました。

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広場では花火をやっていました。花火といっても打ち上げ花火ではなく、花火が出る動物に模した被り物を被った人が踊りながら火花を撒き散らしておりました笑 観客も熱狂しており、面白い雰囲気でした。

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街の通りでは、様々な団体が楽器の音に合わせてパレードをしておりました。子供達から大人まで踊っており、みなさん非常に楽しそうでした。本当に偶然遭遇したのですが、ローカルなお祭りというのは非日常感があり良いものだなと思いました。

 

翌日は昼過ぎまでバジリカ教会と新市街を散策しました。

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バジリカ教会は旧市街からは徒歩圏でして、未だ建設が終わっていない新しい教会なのですが、中はとても見応えがあります。ステンドグラスが特にキレイです。教会の内部とは別に塔にも登ることが出来、そこから先ほど載せたキトの全景が観れるのですが、更に屋根裏を通り、急な階段を登って最上部まで行くと、

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このような教会の塔越しにパネシージョの丘が見られる場所があります。反対側からは新市街も一望出来、素晴らしいビュースポットです。ただ、ここに登ってくるための階段は、ほぼハシゴのような形状で、めちゃくちゃ怖いです笑 高所恐怖症の方にはオススメしません。

 

新市街は特にこれといった見所はないのですが、買い物をするには便利な場所だと思います。

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写真はMercado de Indigeneというローカルなお土産屋さん街で、安く何か買いたい場合はここで良いと思います。一方、もう少し落ち着いた雰囲気でそれなりのものを買いたい場合は、Galeria Ecuador Gourmetや、Galeria Latinaという雰囲気の良いお店もあります。店員も非常に親切です。

 

最後にキトの治安について書きたいと思います。当然バックは前に持つ、怪しい雰囲気にところには行かない、という注意をした上ですが、個人的には危険を感じることは一度もなく、むしろ人々はスペイン語が話せなくても親切で心地良い街だと感じました。旧市街には大量のツーリストポリスも歩いており、治安改善には力を入れているようであったため、過度に心配する必要はないように思います。

 

【観光力】

  • 歴史を感じる雰囲気。何とも言い表しずらいのですが、インカ帝国等のアンデスの文化とスペインの文化が上手く融合しているように感じ、カリブ諸国でたまに感じるような薄っぺらさだけではなく、深みのようなものがあります。中南米に京都といった雰囲気でしょうか。
  • 絵になる街並み。キト旧市街はどこを撮っても写真映えします。古い教会、起伏に富んだ街、象徴的なパネシージョの丘、周囲を囲む山々、という独特の環境が歩いていて楽しいです。そもそも標高2800mに大きな街がある時点ですごいですよね。
  • 祭りの非日常感。これはただの偶然ではあったのですが、やはりご当地のお祭というのは魅力的でした。
  • 途上国の中では悪くない利便性。空港はキレイで、空港からのアクセスも整備されており、旧市街と新市街を結ぶバスも電車のようになっており、利用しやすいです。また旧市街自体もコンパクトに見所がまとまっています。観光しやすいというのは重要ですね。

 

【もう一歩・次の一手

  • エクアドルというとガラパゴスですが、キトも十分観光を楽しめます。なので、もっと海外に向けてアピールすると良いのではないでしょうか。雰囲気が非常に良かったので、のんびり滞在するのも楽しそうです。

 

では。