観光力〜観光と料理とお酒〜

旅が趣味の管理人による、訪れた観光地・食べた料理・飲んだお酒の記録です。

【キューバ】①行き方〜長距離バス利用

2019年にCubaにいった際の記録です。

 

【旅程】

12/28 NY→パナマハバナ ※この記事

12/29 ハバナ→バラデロ  ※この記事

12/30 バラデロ→ハバナ

12/31 ハバナ

1/1 ハバナパナマ→NY

 

【旅路】

2019年の年末年始はキューバにいってきました。カリブの中ではいってみたい国No1でしたが、アメリカから直行便で行きづらい等時間がかかるため、まとまった休みが取れる年末年始に行きました。

 

まずキューバに行くにはツーリストカードが必要でして、カナダやメキシコ経由の場合は空港や機内でもらえるという話もあるのですが、一番確実な入手方法は日本のキューバ大使館から入手する方法です。管理人はNY駐在中のためどうするか悩んだのですが、日本在住の妻に必要書類(申請書や写真、パスポートのコピー)を渡して日本で取得してもらいました。ちなみに申請の際の住所は普通にアメリカの住所でOKでした。英語の旅行保険の証明書にも入る必要があるという話だったので、同行する妻に日本で入った保険の英文証明書を持ってきてもらったのですが、こちらは結果として提示する機会はありませんでした。

 

フライトはアメリカからは直行便も出ているのですが、現時点では純観光目的での利用はNG(現地人とに交流という名目で利用出来るという噂もありますが)なため、コパ航空を利用してパナマ経由で向かいました。朝8時の便でパナマまで5時間、パナマでのトランジットが5時間(ずっとコパのラウンジにいました)、そこから2時間半のフライトで、ハバナに着いたのは夜10時頃です。

 

到着して入国審査・税関をあっさり通過し、到着ロビーに出ると、タクシーの客引きが結構います。まずはCUCというキューバのツーリスト向けの通貨への交換を行おうとしたのですが、ロビーを出て右手にある両替窓口は長蛇の列です。

f:id:kankoryoku:20200104134137j:image

USD、CAD、EURは両替マシンがロビーにあり、そこであまり並ばずに替えれるのですが、USDは10%のディスカウントがあるので日本円しか持ってきておらず、止む無く列に並びます。帰りに気付いたのですが、エスカレーターで上がった出発ロビーにも両替所があり、夜空いているかわかりませんが、こちらを利用できたかもしれません。

さて、列に並んでみたもの、全く列が動きません。。。どうも窓口が2つしか稼働しておらず、しかも作業が遅い。ドルや日本円でも乗せるよ、というタクシーの客引きもおり、耐えかねて離脱する人もちらほらいます。管理人もかなり悩んだのですが、翌日は両替する時間があるか不明だったので、遅くなって宿が空いているかという不安もあったのですが、イライラしながらも待ちました。結果的に1時間程度待ったのですが、翌日両替する余裕がなかったので結果オーライでした。こんなに両替で待ったことはなく、いきなりキューバの洗礼を受けました。他の国であればこれだけ需要があれば競合の両替所が出来るのですが、キューバの場合が国営の両替所しかないので、需給が調整されないのでしょう。

 

f:id:kankoryoku:20200104134235j:image

ちなみにタクシーはたくさん客引きがいますが、ロビーを出て左手にオフィシャルのタクシーが止まっています(写真は帰る日に撮ったもの)。宿がある新市街までは一律25CUCです。当然携帯の電波が通じないので、事前に設定しておいてグーグルマップ上の宿の位置を見せ、向かってもらいます。道中クラシックカーが走っているのが見え、キューバにきた感を感じます。走ること30分、グーグルマップ上の目的地周辺に着くのですが、全然それらしき建物がありません。ドライバーが人に聞いたり、宿に電話をする等して探し回ってくれ、結果としてグーグルマップの位置が実際の位置から数10mズレており、少し離れたところにありました。見つからなかったらどうしようという不安もあったのですが、とても親切なドライバーでした。

 

f:id:kankoryoku:20200104134324j:image

f:id:kankoryoku:20200104134913j:image

ちなみに宿はこちらのHostal Bella Habana。見た目はただの家?です。Hostalという名前ですが、実際は民泊のCasaのような感じで、オーナーのカルロスさんが夜遅くにも関わらず、暖かく迎えてくれました。翌日乗るバスのターミナルに近いからという理由で決めたのですが、部屋もキレイでした。ただ、ここでカルロスさんからキューバではWifiは公園か一部のホテルくらいしか通じないと言われ、宿に着けばネットが使えると思っていた期待が打ち破られました。なかなか難易度の高い旅行になりそうだなと思いつつ、とりあえず寝ました。

 

翌日、10時のViazulという長距離バスでバラデロに向かうべく、8時頃にチケットを買いに歩いて5分のバスターミナルに向かいます。先に書いておきますが、Viazulを利用する場合は、絶対に事前にネット予約した方がいいです。ネット予約は3日前に締め切られるのですが、管理人は油断をして予約し忘れており、当日券を取るしかありませんでした。

まぁ買えるだろうと思ってバスターミナルに向かい、Viazulのオフィスに向かいます。Confirmstionとlast capacityという窓口があり、last capacityの方に並んでみます。しかし、待てども待てども列は動かず、窓口にいる係員はチケットを発行する雰囲気はなく、席を立ってブラブラしています。バラデロ行きのチケットはあるか?と聞いてもwaitと言われるだけです。前にいたフランス人の旅行客は諦めて列離れ、列の先頭になったこともあり、ひたすら待ちます。スマホをいじっている係員を見ながら諦めてタクシーで行くべきか等を思案しつつ待つこと1時間。出発30分前になり、ようやく係員の人が動き出し、なんとかチケットを入手することが出来ました。。。ちなみにこの時人数分のパスポートが必要なので注意です。管理人は妻の分のパスポートを持っておらず、苦し紛れにツーリストカードを出したら何とかなりました。恐らくは管理人の並んだ列はキャンセル待ちの列で、ある程度予約した人のconfirmationが進まないとチケットを売ってくれないという仕組みだったと思われるのですが、スペイン語で何を言ってるかはよく分からなかったので、謎のままです。

 

急いで宿に戻り、朝食を流し込んで荷物をまとめて再度バスターミナルに向かいます。Viazulの乗り場はかなりわかりにくく、オフィスの人に聞きながら、時間ギリギリに辿り着くことが出来ました。

f:id:kankoryoku:20200104134353j:image

バスに着いた時の安堵感はひとしおでした。バスはいたって普通で、バラデロまでは3時間程度の道のりです。途中1回トイレ休憩があります。車窓からはキレイな海岸線や途中で通過する街並みを見ることが出来ます。他の国との比較という意味では、広告が全然ないのと、道がとても空いていることが印象的でした。

バラデロのバスターミナルには13時ちょうどに着きました。反省を活かして翌日の帰りのバスのチケットを買ってしまおうと窓口に向かいますが、明日は予約で満席だ出発1時間前にくればキャンセル待ちで取れるかも、と言われ、肩を落としてとりあえずホテルにタクシーで向かいました。結果的にはホテルの旅行代理店を通じて、少し高かったですが、ハバナ行きのバスを手配できたのですが、なかなか一筋縄ではいかない移動でした。キューバ恐るべし。

 

観光力は③の記事にキューバ旅行の総括として書きます。

 

では。