観光力〜観光と料理とお酒〜

旅が趣味の管理人による、訪れた観光地・食べた料理・飲んだお酒の記録です。

【アルゼンチン・チリ】パタゴニア⑤ プエルトナタレスとパイネ

2020年にPatagoniaを訪れた際の記録です。かなり内容の濃い旅だったので、複数エントリーに分けて投稿します。

 

【旅程】

2/7、8 NY→エルカラファテへ移動

2/9 ペリトモレノ氷河観光 

2/10 エルチャルテンへ移動 

2/11 フィッツロイ登山 

2/12 ウシュアイアへ移動、観光 

2/13 プエルトナタレスへ移動

2/14 パイネ国立公園観光 ←本記事

2/15 プンタアレーナスへ移動、観光 ←本記事

2/16、プンタアレーナス→NY

 

【旅路】

今回はパイネ国立公園とプエルトナタレスについて書きたいと思います。

 

エルトナタレスでは当初はトーレスデルパイネへのハイクを検討していましたが、フィッツロイで満足したことと天候がイマイチということで、ベルトラで予約したパイネ国立公園の1日ツアーに参加しました。

 

ホテルでピックアップされ、まずはミロドンの洞窟に向かいます。ミロドンという大きな熊のような生物がかつて生息していたかなり大きい洞窟です。まぁただそれだけと言えばそれだけなのでさらっと観光します。先日通った国境の近くで小休止をとってから、パイネ国立公園に向かいます。

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まずは、サンミエント・デ・ガンボア湖からパイネ全景を眺めます。小さいですが、トーレスデルパイネも見えました!続いてアマルガ湖からパイネを眺めるのですが、この時はトーレスデルパイネに雲がかかってしまいました。キレイに見えていればよい感じの撮影スポットだと思います。その後公園の入り口で料金を支払い、いよいよ園内に入ります。

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パイネグランデ等の山々が絶景です。フィッツロイが尖っていてシャープな感じであったのに対し、パイネは雄大といったイメージです。手前の湖と合わせて非常に写真映えします。ちなみに有名なトレッキングルートであるWコースはこの山々の麓を歩いて通るようです。いつかチャレンジしてみたものです。ちなみに写真だと穏やかに見えますが、風が尋常じゃなく強いです笑 

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その後も何箇所か撮影スポットに立ち寄ります。写真の右側を見ていただくと氷河に削り取られた跡がよくわかります。なお、自然豊かな場所なのですが、多くの木々は白く炭化しています。これは2011年に起こった山火事の影響で、原因調査の結果キャンパー が落とした小さなビニール辺(?)が太陽光を集め、火を起こした事によるとのことです。ほんの小さなゴミが生態を大きく壊してしまう話を聞き、自分も気を引き締めました。

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最後にグレイ湖に着き、2時間ほどお昼休憩と散策をします。写真の左から右に湖畔を歩いていくのですが、ここも凄まじい風で、距離は短いですが結構きついです笑 そして砂が痛いです。

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グレイ湖の奥(写真左奥)にはグレイ氷河があり、そこから削り落ちた青々とした氷が浮いています。ペリトモレノ氷河で氷河は堪能したこともあり、ここはサクッと見て回りました(と言っても、往復それなりに時間を要します)。以上でパイネの観光は終了です。このバスツアーは、トーレスデルパイネを見れるポイントは限られますが、パイネグランデの雄大さを拝むことは出来るので、参加してよかったと思いました。

 

エルトナタレスに戻り、この日はEl Boteというお店で海鮮を食べました。

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パタゴニアのチリ側は魚が食べられて本当にありがたかったです笑 魚のスープが美味しかったです。食後プエルトナタレスの町を散策しました。プエルトナタレスはエルカラファテと比べると、お店はそこそこありますがこじんまりした落ち着いた印象です。夜までガヤガヤという雰囲気ではあまりありませんでした。チリとアルゼンチンの違いを表しているのかもしれません。

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ホテルに帰還後友人は今日は休むということで、ホテル併設のレストランでピスコサワーとセビーチェを味わいます。天候にも恵まれて一通り目的を達成できたこともあり、安堵に浸りながら飲みます。今回熟考の末アルゼンチン側からチリに抜けるルートにしたのですが、食という意味ではこのルートでよかったように思います。後半戦にアルゼンチンの肉ではなく、チリ側で魚貝が食べられたのは体調面で助けられたように思います。

 

翌日、お土産屋さんを物色した後、友人はプエルトナタレスの空港から帰路へ、管理人はバスでプンタアレーナスに向かいます。その前に腹ごしらえをしたかったので、アルゼンチン同様開いている店があまりありません笑

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Cafe Artimanaというところに突撃してみたところ、明らかに準備中な感じでしたが入れてくれました。ありがたい。そして、そこで食べた海老のリゾットが絶品でした!海鮮なら毎日食べられます笑

 

次回最後にプンタアレーナスと帰路について書きたいと思います。

 

では。

【アルゼンチン・チリ】パタゴニア④ ウシュアイア

2020年にPatagoniaを訪れた際の記録です。かなり内容の濃い旅だったので、複数エントリーに分けて投稿します。

 

【旅程】

2/7、8 NY→エルカラファテへ移動

2/9 ペリトモレノ氷河観光 

2/10 エルチャルテンへ移動 

2/11 フィッツロイ登山 

2/12 ウシュアイアへ移動、観光 ←本記事

2/13 プエルトナタレスへ移動 ←本記事

2/14 パイネ国立公園観光

2/15 プンタアレーナスへ移動、観光

2/16、プンタアレーナス→NY

 

【旅路】

今回はウシュアイアとプエルトナタレスまでの移動について書きたいと思います。

 

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宿で朝食を済ませ、11時のバスでカラファテの空港に向かいます。本当に良い宿でした。

カラファテからウシュアイアまではアルゼンチン航空で1時間半程のフライトです。お昼は空港でお菓子を食べてしのぎました。

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ウシュアイアに到着です。ついにここまで来たなぁという感慨に浸ります。本当に遠い。空港からはタクシーで前日に急遽取ったAlto Andinoというホテルまで移動します。感動はありませんでしたが、悪くないホテルです。ホテルに着いたのは17:30でしたが、ウシュアイアは21時頃まで明るいので、ここから可能な限り観光します。

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ウシュアイアはエルカラファテ・エルチャルテンと比べると、かなり街らしい場所でして、ファスフードのお店や土産屋もかなりあります。久しぶりにやや現実世界に戻ってきた感があります。

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まずはお決まりの最果ての地の看板の前で写真を撮ります。この近くの観光案内所でパスポートに日付入りで記念スタンプを押してもらえます。

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海辺を歩いてみたり、ウシュアイアロゴで写真を撮ったりします。ウシュアイアの観光はこんなところです笑 時間があればビーグル水道ツアーや国立公園ツアーに行くべきなのですが、如何せん弾丸往訪のためざっと市内を見る程度でした。

 

ただ、ウシュアイアはご飯が美味しかったです。夕飯にMoustacchioとTia Elviraというレストランを梯子したのですが(Tia Elviraの方がオススメ)、久しぶりの海の幸と白ワインは身に染み渡りました。やはり日本人は海鮮をたまに食べないとダメなようです。

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特にTia Elviraのカニのオムレツは非常に良かったです。アルゼンチンはワインが安いこともあり、ついつい飲み過ぎてしました。

 

翌朝ホテルで朝食を取り、タクシーで空港に向かいます。ウシュアイアの滞在はあっという間ですが、まぁ最南端の街に来たということと、美味しい海鮮が食べれたので満足です。空路カラファテに戻り、カラファテのバスターミナルでプエルトナタレス行きのバスを待ちます。Bus Surというバス会社を使ったのですが、事前に調べていた通りチェックインの際にプリントアウトしたチケットが必要になります。当然旅行者は印刷なんて出来ないのですが、いくらか払えばその場で印刷してくれます。他のバス会社はスマホの画面で大丈夫そうなのですが、謎です。

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エルトナタレスまではアルゼンチン・チリでの出国・入国手続きを挟んで、5、6時間かかります。写真はチリの国境です。チリの国境では自然保護のために果物等は没収されるようです。プエルトナタレスのバスターミナルは中心地からやや離れているために、タクシーで向かいました。アルゼンチンは通貨が暴落していることもあり、基本ドル払いがOKだったのですが、チリはどうかわからなかったのでバスターミナルのATMでペソを引き出しました。

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宿はHotel Vendavalというところです。非常に清潔かつオシャレなのでオススメです。宿に着いたのが22時を過ぎていたので、近場にあったLa Burbujaというカジュアルなレストランでさっと夕食を食べ、この日は寝ました。レストランで食べた野菜スープが疲れた体に染み渡りました。今回の旅では定期的に野菜を取っていたからか、体調面では問題なく過ごすことが出来ました。やはり食は重要ですね。

 

では。

【アルゼンチン・チリ】パタゴニア③ エルチャルテンとフィッツロイ

2020年にPatagoniaを訪れた際の記録です。かなり内容の濃い旅だったので、複数エントリーに分けて投稿します。

 

【旅程】

2/7、8 NY→エルカラファテへ移動

2/9 ペリトモレノ氷河観光 

2/10 エルチャルテンへ移動 ←本記事

2/11 フィッツロイ登山 ←本記事

2/12 ウシュアイアへ移動、観光

2/13 プエルトナタレスへ移動

2/14 パイネ国立公園観光

2/15 プンタアレーナスへ移動、観光

2/16、プンタアレーナス→NY

 

【旅路】

今回はエルチャルテンとフィッツロイ登山について書きたいと思います。

 

エルカラファテに別れを告げ、バスでエルチャルテンに向かいます。エルカラファテのバスターミナルは市街から徒歩20分くらいのところにあります。ただ、道がオフロードで、スーツケースで来ていた友人は辛そうでした笑 窓口でチェックインをして、バスに乗り込みます。今回はchalten travelを利用しました。

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バスは普通に快適です。途中一度休憩を挟んで3時間程度荒野を走り続けます。本当に景色が変わらないので、徐々に車窓からの風景に慣れていきます笑

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エルチャルテンに近づくと、何とフィッツロイが見えてきました!!!ほとんど雲に隠れていると聞いていたので、かなりテンションがあがります。美しいです。バスはエルチャルテンに着くと、一度登山案内所のようなところに立ち寄り、登山情報をガイドの人から聞きます。ガイド曰く、明日は午後から雨になるので、もし明日フィッツロイに登るのであれば可能な限り早く行くことを勧めると言っていました。当初はお昼頃にフィッツロイの麓のロストレス湖に着くスケジュールを考えていたのですが、どうするか悩みます。

 

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バスを降りると、壮大な景色が迎えてくれました。正直遠くからでもキレイなフィッツロイを拝むことが出来、結構満足気味です笑 宿はバス停から結構遠く(一方で、フィッツロイの登山口は近い)のPosada y Cabanas Barrancoという宿に泊まりました。この宿めちゃくちゃキレイなのでオススメです。また受付の人(おそらくオーナーの家族)が昔日本語を勉強していたということで、少し日本語も通じます。少し落ち着いてから、街をブラブラして夕飯はPangeaというレストランに行きました。肉は避けつつ野菜中心にオーダーします笑 味はまぁまぁでした。ここでの明日の予定について友人と相談をし、雨が降る前に下山する+あわよくば朝焼けに燃える赤フィッツロイを拝む、ということで、午前2時スタートの夜間登山にチャレンジすることにしました。なので、早く帰って寝ます。

 

午前1時頃に起床し、荷支度をしつつ前日に頼んでおいたランチボックスを受付に取りに行きます。Google翻訳を使いつつスペイン語で受付の夜番の人に聞くと、どうもランチボックスのことを認識していなかったようでした。。。しかし、今から出発するんだけど、と言うと、わかったと言って速攻で作ってくれました。やや出遅れましたが、2時に登山開始です。

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月明かりとヘッドライトだけが頼りです。道はわかりやすいのですが、途中暗くて何度か迷いそうになったので、絶対に地図を持っていって下さい。管理人はmaps meで地図をダウンロードしていきました。また、今回は友人が登山初心者(富士山に登ったことあるくらい)でしたので、2時に出発しましたが、慣れてる人ならもう少し遅めでも大丈夫そうです。

 

登山道は最初にそこそこの登りがありますが、その後はしばらく緩やかな道のりです。月明かりに照らされた静寂の森の中を進むのは非日常感満載でとても気持ちが良いです。ハセツネを思い出しました。天気は良好で時たま見える暗闇の中月に照らされたフィッツロイは非常に美しいです。カプリ湖を通過し、ロストレス湖直前のリオブランコキャンプ場までは割とすんなりいけましたが、そこから先の最後登りがかなり急です。雨天では結構登りづらいと思います。息も絶え絶えな友人を待ちながらゆっくり登っていき、6時少し前にロストレス湖につきました。

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何度も言ってますが月明かりに照らされたフィッツロイがキレイです。ここで朝日を待つのですが、めちゃくちゃ寒いです。。。カップラーメンを食べるために持ってきたお湯も冷めており、バリバリのラーメンを食べつつ待ちます。

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徐々に明るくなっていくのですが、ここで一つ誤算が。フィッツロイ自体はキレイに見えていたのですが、朝日が登ってくる側が雲に覆われており、結局燃えるように赤いフィッツロイは見ることが出来ませんでした。まぁでもこの距離で雄大なフィッツロイを拝むことが出来たので正直文句はありません。

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日が出たタイミングでは、頂上が雲に隠れてしまいました。ただ、まさにフィッツロイの語源である煙を吐く山の姿を見ることが出来ました。日本人の人も何人かおり、ここで前々日にペリトモレノ氷河ツアーで一緒になったおじさんと再会を果たしました笑 赤フィッツロイのことはこの人に教えてもらい、夜スタートにしたという経緯もあり、旅行はいろいろな偶然に左右されるなぁと改めて思いました。

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行きは暗くてあまり見えませんでしたが、カプリ湖畔で作ってもらったランチボックスを食べたりしつつ、絶景を楽しみながら下山します。最後の1時間くらいは小雨に降られましたが、11時半頃にエルチャルテンに着きました。友人は膝が限界を迎えていましたが、最後まで無事に行程を終えることが出来、一安心です。下山してから食べたバーガーとビールが身に染みました。夕飯はLa Oveja Negraというお店でラムを食べました。肉は飽き気味でしたががパタゴニアのラムは美味いです。

 

さて、実は当初計画では翌日プエルトナタレスに移動し、翌々日にパイネ国立公園でトーレスデルパイネにチャレンジする予定でしたが、フィッツロイで山は結構満足したこと+パイネは登山口までバスで2時間くらいかかり難易度が高いこと+ここまで来たら最果ての地ウシュアイアに行きたい(当初計画では行かないことにしていたのですが)、ということで、急遽スケジュールを変更し、翌日弾丸でウシュアイアに行くことにしました笑 前日だったのでそこそこ航空券代は高かったですが、ここまで来たら多少のコスト増はやむを得ません。予約を一通り取り直し、この日は寝ました。

 

翌朝、お昼のバスだったので管理人はチャルテンから1時間程度で行ってこれるLos Condresという展望ポイントまでトレランをしました。

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この日は嘘のような快晴でした笑 3日連続でフィッツロイが拝めてラッキーです。

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Los Condresからはフィッツロイとエルチャルテンの町を見渡すことが出来、正直かなりオススメです。最後にいいもの見れたなぁと感慨に浸っておりました。天気が良かったこともありエルチャルテンでの滞在は最高でした。この旅行の中で一番良かったのはどこか、と聞かれたらエルチャルテンと答えると思います、いつの日かまた行きたいと思います。

 

では。

【アルゼンチン・チリ】パタゴニア② エルカラファテとペルトモレノ氷河

2020年にPatagoniaを訪れた際の記録です。かなり内容の濃い旅だったので、複数エントリーに分けて投稿します。

 

【旅程】

2/7、8 NY→エルカラファテへ移動

2/9 ペリトモレノ氷河観光 ←本記事

2/10 エルチャルテンへ移動 ←本記事

2/11 フィッツロイ登山

2/12 ウシュアイアへ移動、観光

2/13 プエルトナタレスへ移動

2/14 パイネ国立公園観光

2/15 プンタアレーナスへ移動、観光

2/16、プンタアレーナス→NY

 

【旅路】

今回はペリトモレノ氷河の観光とエルカラファテについて書きたいと思います。

 

パタゴニア観光には様々なルートがあるのですが、管理人としてはペリトモレノ氷河とフィッツロイは外せない、ということで今回のようなルートとなっています。実質観光初日の2/9はペリトモレノ氷河観光ツアーに参加しました。利用したのはベルトラの氷河トレッキングツアーで、事前に日本から予約しておきました。当日は朝泊まっていた宿まで迎えのバンがきて、その後大型バスに乗り換え、ロス・グラシアス国立公園を目指します。

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1時間ほどで公園の入り口に着き、入園料を払います。ちなみにここはアルゼンチンペソでしか払えません。そこからまたしばらくバスに揺られ、小さなフェリーに乗り換えます。しばらく船上で揺られていると、

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ペリトモレノ氷河が見えてきました!ここから写真撮りまくりです笑 氷河に近づき、脇に着岸するとそこからトレッキングの基地まで移動します。余計な荷物はここに置いていけます。その後、氷河の説明を受けつつ、氷河に接近します。

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近づいてみるとものすごく大きいです。これだけでもかなりの迫力ですが、ここからヘルメットを被り、アイゼンをつけて氷河トレッキングの開始です。初アイゼンでしたが、慣れればサクサク進むことができます。

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氷河が削ってきた岩が表面に出てきて、黒ずんだ部分もありますが、氷河の上を歩くという貴重な体験をすることが出来ます。所々深いクレバスのように深い谷なっており、怖い部分もありますが、ガイドさんがしっかりフォローしてくれるので安心して歩くことができます。1時間ほど歩いた後、氷河を降りる前のお楽しみがこちらです。

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氷河の氷で、ウィスキーをロックで飲みます!これがやりたくてツアーに来たようなものです笑 氷河の氷はものすごく圧縮されており、純度が高くなかなか溶けません。その氷で飲むウィスキーはこれまでで一番冷たいウィスキーのように感じました。最高です。

その後、基地まで戻りお昼を食べます。管理人はまともなお昼を調達する時間がなく、ホステルの朝ごはんで出てたパンとオレオで飢えを凌ぎます。

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最後にもう一度氷河を堪能し、船で元の場所に戻りました。これで終わりかと思っていたのですが、実はツアーにはもう一箇所、氷河の見学スポット(トレッキングやクルーズに参加しない場合はここに行くのが普通)に立ち寄りました。

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午後は天気も良くなり物凄い絶景です!正直観るだけならこの展望台がベストだと思います。氷河の時たま轟音を上げて崩落し、川へとなっていきます。圧倒的な非日常を感じるとともに、自然の壮大さ目の当たりにし、本当に来て良かったなと思いました。

 

エルカラファテに戻る頃には夕方ですが、夏のパタゴニアにはとにかく日が長いです。21時頃までは明るいので調子が狂いますが、お腹が空いたのでディナーのお店を探します。この日はLa Tablitaというお店に行きました。

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注文したパリージャです。この店は当たりでした。味も良く、コスパもまずまずで、ワインとともに肉を堪能しました。

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2次会はこちらのLa Zorraというビアバーでビールです。パタゴニアの心地よい空気を吸いながら外で飲むビールは最高でした。エルカラファテは軽井沢のような雰囲気の街で、治安も非常に良く、物価もアメリカと比べると安いです。パタゴアニアが世界中のアウトドア好きの憧れであることをまだ旅行の序盤ですが、既にわかったような気がします。

 

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翌日は、スエットを忘れたという友人が買い物をするのに付き合ったり、カラファテの街をウロウロしつつ13:30のエルチャルテン行きのバスを待ちます。移動前にお昼を食べたかったのですが、パタゴニアは夜が遅い分昼のスタートも遅く、全然店が開きません。。。バスの時間もあるのでどうしようかと思っていたのですが、Isabelというお店に12時の開店と同時に飛び込みました。

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シチューが有名ということで、こちらのシチューと連日肉の食べ過ぎで野菜を欲していたのでサラダを注文しました。このシチューが絶品でした、サラダと合わせてかなり栄養補給することが出来、ここでの食事が旅行全体の体調維持にかなり貢献したと感じています。ただ時間がなかったことから、物凄いスピードで食べたので店の人には不審がられたと思います笑

 

次の記事ではエルチャルテンとフィッツロイについて書こうと思います。

では。

【アルゼンチン・チリ】パタゴニア① 往路

2020年にPatagoniaを訪れた際の記録です。かなり内容の濃い旅だったので、複数エントリーに分けて投稿します。

 

【旅程】

2/7、8 NY→エルカラファテへ移動 ←本記事

2/9 ペリトモレノ氷河観光

2/10 エルチャルテンへ移動

2/11 フィッツロイ登山

2/12 ウシュアイアへ移動、観光

2/13 プエルトナタレスへ移動

2/14 パイネ国立公園観光

2/15 プンタアレーナスへ移動、観光

2/16、プンタアレーナス→NY

 

【旅路】

1週間休みを取って、パタゴニアへ行ってきました。少しだけ山に登る管理人にとってパタゴニアはNYに駐在したら絶対行こうと思っていた、憧れの地でした。かなり遠かったですが、これまでの旅行の中でもベストと言っても良い場所でしたので、長くはなりますが複数エントリーで紹介出来ればと思います。この記事はコロナ後に書いていますが、今となってはパタゴニアに行ったのが夢のようです。。。

 

今回は色々トラブルにあった往路について記載します。

行きは2/7(金)の14:35のユナイテッドのフライトでニューアーク空港からマイアミまで飛び、そこからLATAMでブエノスアイレス経由でパタゴニア旅行の起点であるエルカラファテまで行く予定でした。午前中で仕事無理やり切り上げ、急いで身支度をしニューアークに向かいます。ただ、この段階で天候不順によって管理人が乗る予定の飛行機がボストンからニューアークに飛べておらずディレイのお知らせが来ていました。。マイアミからのフライトは20:15だったので多少のディレイは大丈夫だったのですが、なんとなく嫌な予感がしていました。手荷物検査を終えラウンジで待機していると、みるみる出発予定時刻が遅れていきます。。。19時頃までに着けば何となるかと思って待ちますが、到着見込みが20時を超えた時点でフライトの変更交渉に動きました。翌々日のペリトモレノ氷河ツアーに行くためには何としてでも明日中にエルカラファテにつく必要があります。ブエノスアイレス→エルカラファテの飛行機は限られており、とにかく翌日の午前中までにブエノスアイレスにたどり着かなければなりません

空港カウンターに赴き、事情を説明し係の人がPCを眺めながら沈黙すること数分、、、緊張しながら待っていると、ヒューストン経由でブエノスアイレスに行くフライトを手配出来る、とのこと!内心ではガッツポーズしながらも、航空券が出てくるまで信じられないので、手配をお願いします。その後どこかに電話をかけて(LATAM?)、無事チケットを手にすることが出来ました。非常に良かったのですが、問題がもう一つ。変更してもらったフライトでは翌日9:48のブエノスアイレス→エルカラファテのLATAMのフライトに間に合いません。ユナイテッドとしては、そこから先は知らないよという感じかと思われたので、別途フライトを取り直すことにしました。幸い15:20のアルゼンチン航空のフライトが取れたのですが、ユナイテッドが到着するエセイサ空港ではなく、アエロパルケというブエノスアイレス内の別の空港発でした、、、実はブエノスアイレスには成田と羽田のように、二つ空港があるのです。移動はリスクだなぁと思いつつも、背に腹は変えられないので全力で移動方法を検索しつつ、まずはヒューストン行きのフライトに乗ります。

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色々疲れたのでヒューストンのラウンジで一杯飲みます。今回の反省としては、実は帰りも行きのトラブルを引きずるのですが、乗り継ぎ便は同じアライアンスでフライト取った方が、変更が生じた際に色々とスムーズだったなと思いました。。。

 

翌日何とかブエノスアイレスにたどり着きますが、フライトが結構長時間で辛かったです。遠いぜパタゴニア。入国審査はすんなり終わり、アエロパルケへの移動です。検索したところ、タクシーでの移動は危険なのでNG、選択肢は空港バスかレミース(ハイヤー)です。金額がかなり違うのですが、飛行機に乗り遅れるわけにはいかないので、レミースを選択します。

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荷物受け取りと出口のわずかな間にレミースとバスのデスクが数社あります。よく分からなかったので大手っぽいTiendaLeonを使います。カウンターでアエロパルケと言って料金を払うと、後ろから運転手が出てきて、車まで連れて行ってくれます。渋滞が酷くて60分〜80分かかると聞いていたのですが、ほぼ渋滞もなく40分ほどで着きました笑 時間的には余裕があり過ぎたので、アエロパルケで両替をし(空港1階の端の方にあります)、ゆっくりランチを食べます。

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管理人は牛肉のアサードを食べました。久しぶりのまともなご飯が染み渡ります。空港は結構整備されており、治安面も特に気になることもなく、やや拍子抜けしたブエノスアイレスでの移動でした。あと、気付いたのは白人の多さ。カリブの国々や、ペルー、エクアドルでは、メスティーソムラートといった混血の方が多かったですが、アルゼンチンは圧倒的に白人です。まるでヨーロッパにいるような雰囲気で、南米は国のよってこんなに人種構成が違うのか、と興味深かったです。

 

搭乗時刻まで時間を潰し、アルゼンチン航空に乗り込みます。機内はほぼ満席です。

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しばらくは草原なのですが、パタゴニアが近づくにつれ異世界のような風景になります。まるで月に着陸するような雰囲気です。ちなみに、パタゴニアは強風で有名で、着陸の時飛行機がかなり揺れて怖いです笑

エルカラファテ空港は結構キレイなのですが、周辺には何もありません。ついにここまできたなぁという感慨に浸りながら、タクシーでエルカラファテ市内を目指します。宿に着くと、そこには先に着いていた友人がおり、無事合流出来てひとまず安心しました。安心してお腹が空いたため、夕飯食べにリベルタドール大通りにくり出します。まずは無難に地球の歩き方に載っていたCasimiro Biguaでアサードを食べました。美味しかったのですが翌日以降発掘した店と比べてやや割高でした。

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その後隣にあったPatagonia Brewingというお店でビールを飲み、長い往路が終わりました。大変でしたがパタゴニアの澄んだ空気の下で飲むビールは格別で、この段階で来てよかったと思いました。

 

では。

【キューバ】③ハバナ

2019年にCubaのHavanaに行った際の記録です。

 

【旅程】

12/28 NY→パナマハバナ

12/29 ハバナ→バラデロ  

12/30 バラデロ→ハバナ ※この記事

12/31 ハバナ ※この記事

1/1 ハバナパナマ→NY ※この記事

 

【旅路】

バラデロからハバナまで旅行会社で手配したバスに揺られ、19時頃に着きました。同乗していた他の観光客のみなさんはホテル泊のようで、管理人のみホステル泊です笑 Parque Centralでバスを降り、ホステルに向かいます。日も沈んで、また街灯が少ないこともあり、正直最初の印象は少し怖かったです。路地裏を進むと、宿泊先のHostel del Buen Viajeに着きました。受付の人に暖かく迎えられ、冗談交じりに日本酒を持ってないか、と聞かれました笑 確かにキューバで日本酒は相当珍しいのだと思われます。

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部屋はこのように非常に清潔です。正直バラデロのリゾートホテルよりキレイでした。少しゆっくりして、ご飯を食べに街にくり出します。ホントは日本食堂という日本食レストランに行きたかったのですが、あいにくクローズしており、目抜き通りのオビスポ通りを歩いていたら出会ったレストランのキャッチに捕まり、通り沿いの建物の2階のレストランに行きました。おそらく民家を改装しているため、入り口はほぼ家でした。

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10CUCくらいで色々出てきて、味も悪くなかったので良かったかなと思います。途中おもむろにミュージシャンによる演奏が始まり、ほぼ強制的にチップを払ったのが釈然としませんでしたが、まぁ小遣い稼ぎする機会自体がない環境なので、多少お金落としてあげるのはしょうがないかなと思いました。

 

翌日はベルトラで予約していた以下のツアーに参加しました。

クラシックカー&徒歩で巡る!ハバナ旧市街いいとこどり半日観光ツアー<日本語ガイド/ハバナ発> by H.I.S. | キューバの観光・オプショナルツアー専門 VELTRA(ベルトラ)

9時にParcue Centralに集合し、午前中は旧市街を歩いて散策します。日本語を話すキューバ人がアテンドすると書いてあったのですが、ガイドは日本人の人でした。

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まずはcapitolioから歩き始めます。この建物はアメリカの国会議事堂をモチーフにしているようで、確かに似ています。ハバナは2019年に創設500周年であったらしく、それに間に合わせるようずっと改修をしていて、ようやく工事が終わってキレイに写真が撮れるようになったとのことでした。この国だと工事も本当にいつ終わるかわからなそうだな、と思いました。その後、オビスポ通りを散策しながら、ヘミングウェイの所縁のあるHotel Ambos Mundosを訪れたり、ビエハ広場、お土産屋さん(管理人は誘惑に負けてHavana Clubと葉巻を買いました)、フエルサ要塞、カテドラル等を解説を踏まえながら歩いて回ります。個人で観光していたら知り得ない情報聞けるので、ガイドツアーにして良かったなと思いました。面白かった話としては、ハバナの野良犬にはたまに名札が付いているのですが、これは政府が基本的には全頭検疫しており、ついでに名前つけているらしいです。発展途上国だと狂犬病が怖いところですが、ハバナはその辺りは安全なんだな、と勉強になりました。また、銀行や電話会社等は一つしかないため、競合がなくいつも長蛇の列とのことでした。この日は大晦日だったこともあり、スーパー(と言ってもかなり品薄でしたが)もすごい列でした。

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そんな人々の生活を支えているのが、こちらの配給所です。パンや肉、卵等は最低限の量について配給がなされるとのことです。家も最低限の設備であればほぼタダで住めるらしいです。全ての人に最低限であれば生活が保障されており、それがこの国の穏やかな雰囲気(やる気がなくてイライラすることもありますが)を作っているんだなと思いました。逆に言うと日本や欧米は消費を促す広告やお店で溢れ、便利ですが必要以上過ぎるのかもしれません。

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旧市街観光は最後にヘミングウェイがそのモヒートを愛した、La Bodeguita Del Medioを訪れました。かなり雰囲気のあるお店で、ここでモヒートを飲まずにはいられません。ちなみにノンアルモヒートも作ってもらえます(ツアーに参加していた9人中管理人を除く8人がノンアルでした笑)。店員さんが目の前で作ってくれたモヒートはミントのフレッシュさと、弱めの炭酸、結構強めのアルコールが印象的で、キューバの気候にもマッチしていて最高でした。妻が頼んでいたノンアルモヒートも非常に美味しかったです。

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写真が膨大になるのであまり載せられないのですが、旧市街はの路地はどこを撮っても本当に絵になりました。

 

一旦解散し、Parcue Centralの近くのピザ屋でかなり素朴なピザを食べた後(出てくるまで30分以上かかりました、、、)、再度集合して午後はクラシックカーで新市街までドライブします。

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乗ったのはこちらの渋めな車。ピカピカに磨かれています。中華街や、ハバナ大学を通り過ぎて、革命広場をめざします。キューバでは大学と医療も無料で、ハバナ大学は医学部やスポーツが有名とのことなのですが、これは自国に工業等の産業がないため、人を育て、プロフェッショナルスキルで外貨を獲得するしかないため、国として教育に力を入れていることによるらしいです。

そしていよいよ革命広場に付きました。

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キューバといえばチェ・ゲバラですよね。この肖像が掲げられているビルは官庁のビルらしく、普段はキューバの国旗は掲げられていないのですが、年末年始だったからか国旗が掲げられており、より写真映えしておりました。旧市街から少し離れているのですが、やはりここは外せません。以上が市内ツアーです。非常に満足度の高いツアーでした。

 

14時くらいに解散し、一旦ホテルに戻ってから夕方再度街に繰り出し、プンタ要塞までブラブラ歩きました。

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夕焼けのハバナ。哀愁感からかハバナは夕日も似合いますね。その後夕飯を食べるべくレストランを探すのですが、大晦日だからか目当ての店が結構しまっており、結局ビエハ広場近くのLa Casa Del Bonsaiという謎な名前の店に行きました笑 ただ、非常にオシャレで料理も美味しく、当たりだったように思います。

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最初は少し怖かった夜の路地も慣れれば非常に味があります。ホームレスがゼロなこともあり、旅行中危ないと思ったことはほぼありませんでした。ちなみに、本当は年越しまで起きているつもりだったのですが、疲れでホテルで寝てしまい、周囲から聞こえてくるカウントダウンの声で目覚めました笑 除夜の鐘ではないですが、年越しの瞬間空砲が何発か鳴らされていました。

 

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最終日の午前中は、特にやることもなく、Parcue Centralのあたりでクラシックカーの写真を撮った後、

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もう一度La Bodeguita Del Medioにモヒートを飲みに行きました笑 最高でした。最後に、Floriditaのヘミングウェイさんに挨拶をして空港に向かいました。

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ちなみに空港なのです、ネットで調べた限り空港のセキュリティゲートの向こうにそれなりにお土産やさんがあると聞いていたのですが、全然品揃えが良くないのでご注意ください。また免税店ではなぜかCUCが使えませんでした。管理人はやむなくBucaneroというキューバビールをお土産に買っていったのですが、これはこれでまぁまぁ好評でした(パナマアメリカ行きの便に乗る際に荷物検査で引っかかり、その場でリュックをチェックインするという荒業を行うことになりましたが、、)。正直嗜好品があまり流通していないキューバではバラマキお菓子はを見つけるのは難しそうです。

 

【観光力】

  • 観光の難易度が高いのが逆良い。WIFIは自由に使えない、バスの予約も取れるかわからない、宿がどこかわからない等なかなか苦労が多い旅でしたが、逆に現地の人と会話する機会も増え、苦労を乗り越えることで思い出も出来ました。10年前、今ほどスマホが発達していなかった頃、色々トラブルを乗り越えながら旅行していた頃を思い出し、旅の初心を思い出させてくれました。
  • キューバという国の特殊性。革命に歴史と社会主義の体制に起因する、他の資本主義国とは全く違った環境が、独特の質素な景観や穏やかな雰囲気を醸し出していました。世界中探しても同じような場所はないでしょう。
  • 優しい人々と治安の良さ。お役所仕事な時もありますが、競争がないこともあってかキューバの人たちは素朴で裏がないように感じました。中南米で治安が良い国は少ないのですが、やはり安心して旅行できるには楽です(最低限の注意はもちろん必要ですが)。
  • ヘミグウェイとお酒。正直ヘミングウェイにことはあまり知らないのですが、アメリカから異国の地に移住してきて小説を書きながらモヒートを飲む、という彼の生き様に不思議と憧れのようなものを感じました。そして、旅行を通じてほんの少しその体験をすることが出来ました。

 

次の一手

  • 旅行する上で不便なところや改善点は多々あるのですが、キューバは逆にそれが良さであったように感じ、ある種発想の転換だと思いました。なので管理人から指摘できることはないのですが、今後インターネットの影響により、キューバもどんどん便利になっていく中、この良い不便さがどうなっていくのか気になります。

 

大変長くなってしまいましたが、最後までお読み頂きありがとうございました。

ではでは。

【キューバ】②バラデロ

2019年にCubaのVaraderoに行った際の記録です。

 

【旅程】

12/28 NY→パナマハバナ

12/29 ハバナ→バラデロ  ※この記事

12/30 バラデロ→ハバナ ※この記事

12/31 ハバナ

1/1 ハバナパナマ→NY

 

【旅程】

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Viazulのバスで1時頃にバラデロに着き、ホテルに向かいました。ホテルはStarfish Quattro Palmsという比較的リーズナブルなオールインクルーシブのところです(二人で250ドルくらい)。受付を済ませ、ロビーで使えるWIFIの利用カードを買いました。そこそこのホテルだったので、ここでは有料ですがWIFIが使えました。WIFIの有難さを噛み締めました。。。

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ホテルには立派なプールがあり、のんびりしている観光客を見て、ここにたどり着くまでの苦労とのギャップを感じました。バラデロのリゾートホテルは基本オールインクルーシブで、チェックインからチェックアウトまで食べ飲み放題です。ということで、疲れを癒すべくまずはレストランに向かいます。

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レストランは出入り自由で、席に座るとウェイターの人が飲み物を聞きに来てくれ、フードはビュッフェ形式です。迷わずビールを頼みます。無事ここまでたどり着いたという感慨もあり味はひとしおでした。ホテルのウェイターの人や受付の人はテキパキ親切に働いており、両替所やバスターミナルでのやる気のないお役所仕事感との差に少し驚きました。

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お腹を満たしてからは、部屋に入れる4時まで施設の散策やWIFIでメールチェック、プールサイドのバーカウンターでモヒートを飲んだりしながらのんびりしました。部屋は一番安いプランにしたこともあり、本館とは歩いて少し離れたところにあり、外観はやや古いのですが、部屋はキレイで清潔感や水回りに問題はなく十分でした。

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ここまでの疲れもあり、少し仮眠を取るつもりががっつり寝てしまい、8時頃に起きて夕飯に行きます。夕食後プールも脇のステージで、コピーバンドが、欧米の懐メロを演奏しており、コーヒーを飲みながらしばらく聞いていました。なかなかクオリティで観客も盛り上がっていたのですが、商売とはいえ普通にアメリカに曲弾くんだ、とも思いました。

 

翌朝は朝食を食べて、チェックアウトまでせっかくなのでビーチに行きました。

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この青さです!!ホテル直結でこのビーチに行くことが出来、欧米の観光客がひたすら日光浴をしています。あんまり慣れないのですが、日光浴をしてみたり、泳いでみたりします。透明度がすさまじく、また腰くらいの浅瀬でも魚が泳いでるのを肉眼で楽しめます。これはキューバ最大のビーチリゾートになるな、と実感を持つことが出来ました。まぁただ日本的な思考の管理人は、個人的にはここに数日いても飽きちゃうかな、と思いました笑

12時にチェックアウトし、バスが来る3時までは目の前にあるレストランでランチをとったり、WIFIでネットをしたりして過ごしました。このレストランで鳥と牛のFondueというのを頼んで、てっきりチーズフォンデュが出てくるのかと思いきや、熱せられた油が出てきて、そこで肉を素揚げにするというセルフ串揚げが出てきたのですが、これはこれで美味しかったです。

 

観光力は③の記事にキューバ旅行の総括として書きます。

 

では。